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快適にネット対戦をするための環境を整えよう【ビデオカードの設定編】

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はじめに この記事では遅延やフレーム飛びを抑えるためのビデオカードの設定について解説します。 ビデオカードの確認方法 自分のパソコンに搭載されているビデオカードが分からん!という方に向けてビデオカードの確認方法を記載します。 知っている方は読み飛ばしてください。 Windowsキー→「dxdiag」と入力→エンターキーを押してDirectX診断ツールを呼び出します。 ディスプレイを選択して、名前の欄を見ます。 筆者例ですが、この場合、NVIDIA社のGeForce GTX 970というビデオカードが搭載されていることが分かります。 ビデオカードは大きく下記に大別されます。(例外有) ・NVIDIA社 GeForceシリーズ ・AMD社(旧ATI社) RADEONシリーズ ・オンボードグラフィック オンボードとはビデオカードというパーツを搭載しておらず、 マザーボードに搭載されている最低限のビデオ機能になります。 例) intel HDグラフィックス ここではGeorceシリーズとRADEONシリーズに絞って設定方法を解説します。 GeForceシリーズ オススメ設定 デスクトップの何もないところを右クリックして「NVIDIA コントロールパネル」を選択します。 もしNVIDIAのGeForceシリーズのビデオカードを搭載しているにも関わらず、 この設定項目がなかったり、この先の設定項目が見当たらない場合は、 「型番名 ドライバ」でグーグル検索をして、最新のドライバーをダウンロードしてアップデートしましょう。 NVIDIAコントロールパネルが開いたら、左のメニューから「3D設定の管理」を開きます。 上記筆者の設定例になります。黄色マーカー部分が重要設定項目になります。 ・バーチャルリアリティレンダリング前フレーム数 → 1 ・低遅延モード → ウルトラ ・垂直同期 → オフ 変更したら「適用」ボタンを選択して設定を保存しましょう。 特に垂直同期オフが重要 でして、筆者の友人はこちらをオフにすることで、 フレームのカクつきや表示遅延が改善されております。 最新の120Hz以上の高リフレッシュレートモニターを使っている方も、垂直同期オフを一度試してみてください。 低遅延モードは下記記事によると格闘ゲームにはあまり効果が期待できそうにありません。 気休めに有効にしているとい...

快適にネット対戦をするための環境を整えよう【OSの設定編】

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はじめに この記事では遅延を抑えるための OSの設定変更について解説をします。 【Windows7 】:Aeroのオフ Windows7の場合、Aeroをオフにすることで遅延を軽減することができます。 デスクトップの何もないところを右クリックして、「個人設定」を選択します。 テーマを「Windows7 ベーシック」に変更します。 これでAeroがオフになり、遅延が約3F削減されます。 (背景は自由なものを使用して問題ありません) 【Windows10 ①】UACのオフ Windows10の場合、Aeroの機能自体をオフにすることはできません。 ユーザーアカウント制御(UAC)機能が遅延に関連すると言われているので、 その機能のオフの仕方を紹介します。 (どこまでの効果があるかは分かっていませんので、権限レベルを下げることに不安が有る方はお控えください) 管理者権限のWindowsアカウントでログオンし、Windowsキー→「C」キー→「P」キー→エンターキーを押してコントロールパネルを呼び出します。 コントロールパネルの画面より「ユーザーアカウント」を選択します。 「ユーザーアカウント」を選択します。 「ユーザー アカウント制御設定の変更」を選択します。 通知しないにバーを下げて、OKを選択します。 「はい」を選択して設定完了です。 もしOSレベルでセキュリティレベルを下げるのが気になる方は設定は控えましょう。 下記の方法で、FBNEO(エミュレーター)個別で、 常に管理者権限で実行する設定を行えます。 【追記】常に管理者権限で実効する設定を行うと、対戦ができないことがわかったので、該当部分は削除しました。 【Windows10② 】フルスクリーンモードにしてのプレイ Windows10の場合、フルスクリーンモードにして対戦したほうが遅延がなくなるという話が海外勢の中でもあります。(筆者未検証) 特にデメリットもないので、気にならないのであればプレイ中はフルスクリーンにしておきましょう。 注意として、 右上の最大化ボタンを押してもフルスクリーンとはみなされません。 Alt + Enterキーを押してフルスクリーンモードにしましょう。 (解除時もAlt + Enterキーを押します)

快適にネット対戦をするための環境を整えよう【ネットワーク編】

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はじめに この記事では格闘ゲームをネット対戦する上で、 快適に対戦するための情報を紹介します。 Fightcade2での対戦をベースに解説しますが、 他のゲームのネット対戦でも共通する内容が中心になります。 そもそも「ラグい」とは何か? 「ラグい」「重い」といった言葉が格闘ゲームのネット対戦上でよく使われます。 具体的には下記事象を指していることが多いです。 ①動きがカクカクする ②動きが一時的に止まる ③キャラが数秒後にワープするような動きをする ④ボタンを押しても反応が遅い これらの事象は下記に分けることができます。 ①~③→フレーム※が飛んでいる※ ④→入力(表示)遅延※が発生している ※一般的な格闘ゲームは1/60秒を1フレームと表記   ※フレーム1枚目、2枚目と表示されるところが1枚目、5枚目と飛んで表示される ※入力遅延→ボタンを押してからモニタへ反映されるまでの表示の遅れ ※表示遅延→ゲーム内容がモニタへ反映されるまでの表示の遅れ ここでは入力遅延と表示遅延を合わせたものをひと括りに遅延と表記します。 このフレーム飛びと遅延の原因は様々な要素が絡んでいます。 フレーム飛びと遅延の関連項目 上記かなり大雑把な図ですが、フレームと遅延に関係する項目を表記しています。 遅延に関してはローカル(パソコン側の話)も絡んでくるので、 ここではネットワーク側(①~④)の解説をします。 ネットワークはフレームと遅延両方に関係がある極めて重要な項目 です。 回線の品質の重要性 ここでいう回線の品質とは、スピードの事ではありません。 格闘ゲームにおいて回線速度は重要ではなく、 Ping値の変動が少ない回線が重要 です。 大前提、⑤のPCスペックを満たしていることを前提とした時に、 ①と②の相手と自分の回線の品質が良ければフレーム飛びは極力抑えることができます。 ①または②、あるいはどちらも品質が悪い時も、 ④のFightcade2のSmoothingの値を増やせば、 フレーム飛びを抑えることができますが、その値の分、入力遅延フレームが増加します。 Ping 16ms ≒ 1F(フレーム)ですので、Smoothingの値を0で行うには 相手と自分のPingが平均16ms以下でないとフレーム飛びが発生してしまうことになります。 Pingの値は相手と自分の物理的な距離(北海道...

Fightcade2を利用して3rdを快適にネット対戦する方法

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この記事ではFightcade2というサービスを利用して、 STREET FIGHTER III 3rd STRIKEでネット対戦をする方法を解説します。   STREET FIGHTER III 3rd STRIKEとは CAPCOMより1997年に発売されたストリートファイターシリーズの1作品。 通称3rd。海外では3Sとも略されています。 数多くのシリーズ作品の中でも今もなお、世界各国で根強い人気があります。 EVO2004での梅原大吾氏(ケン)とJustin Wong氏(春麗)の伝説の試合。 この試合で3rdを知った方も多いのではないでしょうか。 FightCade2とは アーケードやコンシューマーハードの往年の対戦ゲームを PC上でオンライン対戦を実現するためのプラットフォームです。 特にプレイ中のラグを軽減する技術に力をいれており、 Fightcade→Fightcade2とアップデートを繰り返して近年改良を重ねています。 3rdオンライン対戦環境の機能比較 現状、国内での対戦環境は下記に分けられます。 ・Fightcade2 ・ストリートファイター30thアニバーサリーコレクション(通称アニコレ) ・STREET FIGHTER III 3rd STRIKE ONLINE EDITION(通称OE) 表を見てもわかる様にFightcade2は他と比べて機能的に優れているところが多く、海外のプレイ人口もとても多いです。対戦リプレイ再生や入力遅延軽減といった機能はアニコレやOEを大きく上回っています。 Fightcade2の国内3rdプレイ人口が少ない理由 ①Fightcade2の存在がそもそも知られていない ②ゲームのROMファイルが必要になる ②に関しては、 未所持のゲームROMファイルを 違法アップロードされたサイト等からダウンロードする行為は現在法律で禁止されています。 導入に関する注意 今回紹介する下記方法ではアニコレのデータからROMファイルを抽出することになります。 こちらは著作権法的には暗号化解除を行わず私的利用を前提であれば直接法律に抵触することはないと思われますが、まだまだ判例自体が少ないこともありグレーの状態とも言えます。 また、SteamやCAPCOMは規約でDLソフトの複製・改変などを禁止しているため、規約内容に抵触する可...